|
■ 2024年 審査員 講評 ■
■ 2024年 受賞作品・入選者一覧 ■
|
最優秀賞 |
安藤 良和
Ando Yoshikazu
フリーランス
|
|
|
作品名: Hotarubi (ホタルビ)
|
作品コンセプト: |
マグネシウム金属空気電池は、水につけると化学反応が起こりLEDライトを点灯することができます。また、一度も点灯していない状態であれば10年程度保管しておくことも可能です。そこで、災害時や停電時の不安な時間を少しでも和らげるような防災ライトを考えました。このライトは1mlの水があれば点灯することが可能で、ロウソクのように火を使わないので、二次災害の火災の心配もありません。葉を模した本体の根元面を水につけるとライトが点灯し、水辺でホタルの灯を見つけた時のときめきを思い起こさせてくれるあかりの提案です。
|
|
|
|
優秀賞 |
山本 竜也
Yamamoto Tatsuya
株式会社 日本設計
|
|
|
作品名:雫月 -shizuku-
|
作品コンセプト: |
帰り道にふと見上げる月は、形や大きさ・色合いが日々異なり、見慣れた存在でありながら常に新鮮さを感じさせます。このような日常の変化に気づき楽しむことで心がときめく体験を、照明として表現しました。この照明は、温度や会話量などの情報を集めて、その組み合わせによって大きさや色を変化させる仕組みです。いろんなカタチの水滴が集まって滴るように、夜になると日々異なる形態の「雫月-shizuku-(あかり)」が現れます。異なる雫月を体験する中で、日常には多くの変数(ときめき)が潜んでいることに気づき、その変化を楽しむことで新たなときめきを見つけることができることを期待しています。
|
|
|
|
佳作 |
岩松 英里子
Iwamatsu Eriko
京都美術工芸大学
|
|
|
作品名:ぽつぽつ
|
作品コンセプト: |
ヒカリは時に私たちをワクワクさせてくれます。
雨の日、何をするにも力が入りません。
「ああ、何か楽しいことはないかな。」
雨粒が傘に当たり、一瞬という少しの時間に光を纏う傘。
そのひと時の美しさに誰もがトキメキを感じる。
光のおかげで、苦手だった雨の日がワクワクする。
「今日はひと時のヒカリを求めて外へ飛び出してみようかな。」
私は雨の強さ、雨粒の大きさによって光の強さが変化する傘を提案します。
雨粒が落ちた瞬間だけ蛍の淡い光のようにふわっと光ります。
|
|
|
|
佳作 |
安藤 友補
Ando Yusuke
中部大学
|
|
|
作品名:子どもたちの笑顔
|
作品コンセプト: |
帰宅途中に、ふと公園のそばを通ると子どもたちの笑顔がときめいてみえませんか。
子どもたちの「ときめく笑顔」を見ていると、自然とこちらも笑顔になり、これから起こることが楽しみな気持ちになります。
そんな子どもたちの笑顔は、夕日が沈むころには見えなくなってしまいます。
そこで、既存の遊具にLED照明の設置を提案します。
遊具に設置する際は、なるべく上から照らすのではなく下から照らすことで、子どもたちの口元が照らされ、笑顔が際立ちます。
これにより、暗くなっても子どもたちの「ときめく笑顔」が私たちの日常をさらにわくわくさせてくれます。
|
|
|
|
佳作 |
大塚 史奈
Otsuka Fumina
東京都市大学
|
|
|
作品名:栞 light (しおりライト)
|
作品コンセプト: |
仕事で上手く行かなかった日、好きなヒトに会えた日、誰かの悲しみに触れた日。
これはそんな毎日の終わりに、ほんのすこしのときめきを与えてくれるあかりです。
一日を終え、本を開くと本に閉じ込められていたあかりがフワッと浮かびあがり、手元と心を照らしてくれます。
「栞ライト」を挟んだ本が誰かの手に渡った時、本に閉じ込められていたときめきが誰かのときめきに変わるでしょう。
紙のように薄いLEDは本を閉じているときに光を蓄え、本を開くと光を放ちます。時には本をプレゼントしてときめきをシェアします。室内の弱い光を吸収するため、書物は傷まず、柔らかいあかりを提供します。
|
|
|
|
|
|