HOME
| 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | 2010年 | 2009年 | 2008年 | 2007年 |
| 2023年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
■ 2019年 受賞作品・入選者一覧 ■
最優秀賞
井上 久実
井上久実設計室 代表
作品名:anklet(アンクレット)
作品コンセプト:

街の至る所にある電柱は、都市のランドスケープの一部となっています。
過剰に眩しかった街灯の白い光を取り払い、本当に必要な光、足元を照らすほのかな明かりに変化させることを提案します。
看板や機器を巻きつけるために電柱に巻きついたステンレスベルトを改良し、蓄電式のLEDテープライト備え付けます。上部のベルトは都市景観を作るほのかな光を、下部のベルトは足元を照らすための強い光を放ちます。
昼間の無骨な電柱は夜には影となり、眩しかった街灯の光が穏やかな光の輪に変わり、美しいアンクレットのように、人を帰路に導く光のリングが連続します。

優秀賞
松下 直樹
豊橋技術大学大学院
建築・都市システム学専攻
作品名:Wind : Light
作品コンセプト:
風は花、草や木々を揺らす。そのとき、人ははじめて視覚的に風を捉える。その視覚的情報を「光」に変える。
これは風は光であり、光は風であると解いたものである。
「Wind : Light」は、地に生える植物の形を模しており、風を掴み、揺れ動き、光を灯す。
また、照明全体を通る曲げセンサーが、風の強さによって変化する照明の曲がり具合を検知し、照度を変化させる。
風が強ければ強く光り、弱ければ淡く光る。
佳作

DAIKO賞

FUNG Yuen Man Azalea
フォン ユンマン アザリア
株式会社 千葉学建築計画事務所
作品名:夜露朝霧
作品コンセプト:
夕暮れから夜明けまでの、儚くも落ち着いた時間の本質を捉えたい。
照明はガラスの二重構造で、外殻は露のしずくの形を思わせる、透明なガラスでつくります。
LEDの熱は小さいことから、ガラスの表面は熱を持たず、夜露が表面を覆い、
季節や時間によっていつも違う表情を作り出します。
光源は、半透明ガラスで作られた内殻に納められます。
柔らかに拡散される光は、朝霧に差し込む太陽の光のように見えるでしょう。
佳作
加藤 隆司
atelier RISE 代表
作品名:grass light (グラス ライト)
作品コンセプト:
風に揺れ、雨を溜め、零れ落ちる。それは背の高い草のように風を受けゆらゆらと揺れる。
またそれらは、雨上がりの花弁のように雨水を溜め、ここちよい風が吹けば水が滴となり地面へ零れ落ちる。
しかしそれは植物ではなく、光を放つ人工物である。
晴れた日には風に身をゆだね、雨の日には皿に溜まった水が揺らめきながら発光する。
自然物のような、人工物のようなあいまいなものとすることで、漆黒の世界にヒトやモノやミチを優しく照らす照明を考えました。
佳作
濱本 真之(写真左)
株式会社オンデザイン パートナーズ
川合 豊(写真右)
上海COLORFULLDESIGN
作品名:Soft Seeds -やわらかなタネ-
作品コンセプト:
人のふるまいによって変化する柔らかなクッションのような灯りを提案する。触りたくなる柔らかな表面は、多くのふるまいを引き出すきっかけを作り、人と地面の距離を近づけさせる。
ふるまいの軌跡に入り込む自然は夜になるとぼんやりと照らし出され、自然を受け止めるやわらかな光のタネになる。
佳作
太田 翔(写真左)
株式会社OSTR
武井 良祐(写真右)
株式会社OSTR
ふるまうひかり
作品コンセプト:
人の活動が、次に空間を体験する人に影響を与えていく、人に優しいランドスケープの光を提案します。
具体的には、太陽光パネルと、蓄電池を一体化させた椅子のような照明を街に配置します。椅子は外灯の代わりになり、夜のランドスケープを作り出します。また夜だけでなく昼間にも居場所を作り出します。昼間、人が多く座ったところは夜あまり光らず、昼間あまり人がいないところは夜、多くの光を放ちます。人の活動が夜の風景を作り出し、日々刻々と変わる夜のランドスケープを生み出します。
佳作
岡田 有祐
久米設計
作品名:浮水光 (ふすいこう)
作品コンセプト:
日本の庭園文化は池泉を中心に幕を開けた。「水」の役割は計りしれない。
「水」に着目し、水景そのものを変えるのでなく、水景の見え方を浮かび上がらせる。
自然と共生する日本庭園の水景の新しい照らし方。
一つ目は水面から下を照らすこと。夜になると反射面になり反射するものを映してしまう。水面下を光らせ水景を主役とする。二つ目は水景の中央にあること。中央から光らせる事で広がりを感じる曖昧な境界を作り出す。
建築内部からの視線を含めた、日本特有の「借景」の考え方を変えることなく、新しい日本の風景を「再発見」する照明の提案。