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■2014年 受賞作品・入選者一覧
最優秀賞
萬代 基介
萬代基介建築設計事務所
作品名:光る空気のかたまり
作品コンセプト:
薄くても割れないエラストマーを成形し、空気を入れて大きく膨らませる.
シャボン玉のように形の変わる、やわらかく、小さな空気でできたあかり.
優秀賞
大成 優子
大成優子建築設計事務所
作品名:ひかりを生ける
作品コンセプト:
スイッチを押したくなる。
壁にプレート、ではなく、コンセントに壷、のスイッチ。
その壷に照明を差し込むことで、ついたり、きえたり。
差し込むと『カチッ』という心地よい感触が待っています。

近くを通りたくなる。
人がそばを通ると、微かにゆれる茎のような自立した電線。
糸電線とファイバーを寄り合わせた、しなやかな茎。
ほそいけれど、したたか。

気分と対話したくなる。
ツマミをまわす調光、ではなく、
季節や気分によって花を生けるように、
ひかりを選んで生ける。

そんな身体にちかいあかりを提案します。

特別審査委員賞
山梨 知彦
日建設計

角田 大輔(写真左)
日建設計

酒井 康史(写真右)
日建設計

作品名:すきんとぼーん
作品コンセプト:
気分は、その時々によって異なる。
気分にあった光をつくることで、その時々を補ってくれる光となるはずだ。
LEDの光をデジタルに調光するのではなく、ひとの気分に合わせて、身体的に調光できるあかり。

布によるシェードを気分に合わせて脱ぎ着させて、微妙な調光を可能にする照明。
布を、伸ばしたり縮めたり、ひだを寄せたりすることで、ひかりの質を、直感的に変えることが出来る。

DAIKO賞
大関 美奈子(写真左)
フリーランス

水本 梓(写真右)
株式会社日総建
作品名:- 身体に近づくあかりのかたち -
作品コンセプト:
「重ねる」というのは、日常的な動作です。
書類を重ねたり、お皿を重ねたり、洗濯物を重ねたり、靴の箱を重ねたり、手を重ねたり。
あかりに「重ねる」形を与えることで、私たちの生活の様々な間に入り込んできます。何かの上に置いたり、何かを上に置いたり、間にはさんだりすることで、あかりとの距離は身近になります。

内部に小型LEDを並べ、表面を熱に強いシリコンのケースで覆ったシンプルな箱形の照明器具で、6面が柔らかく均質に発光します。放熱と充電は小口面から行うものとし、持ち運びも可能です。
大きさは日常生活に馴染む、A5(ノート)サイズとA6(文庫)サイズを想定しています。

大林 元
ゲン・コーポレーション
作品名:yolk
作品コンセプト:
照明器具というそれ単独の機能を持った機械によって光を得るのではなく、日常の身の周りにあるものをあかりに変えていくことができないかと考えた。
このガラスの球体の内部には非接触受電の充電池と高輝度LEDとによる発光ユニットが埋め込まれている。表面はタッチパネルなどに使用されている伝導性をもつ透明な膜で覆われている。
2つ以上のこのガラスの球体が互いに接触するとあかりが灯く。離せば消える。数多く接触させていくとどんどん明るくなっていく。
スイッチ類による操作はなく、身近にあるものに直接光の粒を注ぎ込んでいくような直感的な操作で、あかりをつくりだしていくことができる。
小野 優
西日本工業大学 建築学科
作品名:Egg & Light Stand
作品コンセプト:
現代の室内照明は身体から離れ天井に設置されることで、部屋を隅々まで照らし出す。
夜であっても昼と変わらない室内空間が手に入り、ヒトはヒトに見合った本来の生活スタイルを乱した。

この照明は、複数のスタンドと一つのあかりを組み合わせて使う。それぞれの活動場所に応じた高さのスタンドを配置し、ヒトはそこにあかりを据える。移動するときはあかりだけを持ち歩き自分がいる場所のみを照らす。

一つのあかりを身体と共に持ち歩くことで、ヒトは等身大の生活を見つけることができる。

バンバ タカユキ
takayuki.bamba
+associates

<共同制作者>
福島 佳浩
佐藤淳構造設計事務所

作品名:光のドローイング
作品コンセプト:
空間に光で落書きをしたかのようなやわらかい線状の照明。
LEDの特徴である光の指向性を利用し、光ファイバーを 超高輝度のLEDで照らすことで、繊細な線状の光源を作り出す。手描きの線のように繊細でやわらかな光は、人が触れたり、動くことで生じる微かな風に呼応して、ゆっくりと揺れ動く。
これはそんな、身体と光の繊細なコミュニケーションを生み出す新しい照明の提案である。