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■2015年 受賞作品・入選者一覧
最優秀賞
廣島 綾香
(株)STYLEX
作品名:Xi light
作品コンセプト:
非接触給電技術を利用し、自由な場所に自由な個数を取り付けることのできる照明です。
内部に受電電磁コイル、マグネット、LEDライトのユニットが仕込まれている照明器具を、給電電磁コイル・マグネットが組み込まれた壁に取り付けることにより発光します。透過面と非透過面で構成された多面体のサイコロのような照明は、取り付け面を変えることにより、様々な光り方で、上下左右異なる方向を照らす照明となります。 固定されない、自由になったブラケットライトは、自由な位置、自由な個数、様々な光り方により、シーンに合わせて空間を照らし出します。
優秀賞
DAIKO賞
助川 佳苗
有限会社シリウスライティングオフィス 取締役
Sirius Lighting Office (HK) Limited Director
一級建築士
作品名:Moon light 〜月の時間旅光〜
作品コンセプト:
月の満ち欠けによる発光面積の大小と、雲隠れしていくように発光面輝度を調整する2つの調光方法を重ね合わせて、繊細に明るさを調節することができる。また現在の日時を登録することで今日の月齢を呼び出すことができ、雨天や昼間など月が見えない時間帯でも月の形を楽しむこともできる。さらに、過去でも未来でも特定の年月日を指定すれば、その日の月の姿が点灯する。過去から未来に渡り月の時間旅光を楽しむことができ、光を通じて夢や思いを馳せることができるブラケットである。
山下 貴成
山下貴成建築設計事務所 一級建築士
作品名:ELW t=6.8
作品コンセプト:
網目状に影を落とす網入りガラス。建築空間においてしばしば使用を余儀なくされるが、とても透明な代物とは言えない。
この提案は、網入りガラスに封入されている直径約1mmの金属製ワイヤーをELワイヤーという極細の光源に置き換える事によって、網目状の影に光を灯し、網入りガラスをクリアに景色が望める「壁につくあかり-ブラケット-」として照明化する試みである。
山中 浩太郎
株式会社 日建設計
作品名:Between equipment and fabric
作品コンセプト:
伝統玩具パタパタの原理を用いて器具とファブリックの中間に位置する照明を作成した。
ぱたぱたの仕組みは帯と板のみで構成される極めて単純なものであるが、今回、その仕組みを分析し、再構成することで照明器具への応用を試みた。室内空間に織物のように柔らかく存在し、上部のつまみを回転させることをきっかけに、パタパタとあかりが伝播する。室内を瞬間的に明るくする照明ではなく、ろうそくを灯す様に人の作用をきっかけにゆっくり室内に光を満たす照明を目指した。
井原 正揮(写真左)
井原 佳代(写真右)
ihrmk
作品名:小さなブラケット
作品コンセプト:
壁に埋め込まれたコイル式給電シートと照明側コイルの非接触給電によって点灯する小さなブラケット。

画鋲のように壁に刺して、自由に形をつくることができる。

集まるとシャンデリアのように、広がると星空のように、空間を照らす。
松岡 拓公雄
アーキテクトシップ代表建築家
滋賀県立大学環境科学部教授
平郡 元貴
滋賀県立大学大学院環境科学部
松岡研究室
作品名:とある壁に とある風景
作品コンセプト:
照明器具の形をなるべく気づかせない、壁に溶け込むような、ブラケットを提案します。
ふと気づくと、自然のあかりの窓があるのかなと、小さな明かり障子と見間違うような照明を提案します。
陰と陽、月と太陽のあかりが和紙を通して、壁の外から室内に入ってくるようなイメージです。
薄いプレートタイプLEDをベースにして、明かり障子のようなフレームのある和紙で包み込みます。そのフレームには、溝があり建具のような竹でできたスライディングできるシンプルな数種類の格子が組み込まれています。住まい手のその時の気分で動かせ、ときどき室内の景色を変える事ができます。日本古来の美学と新しい技術(LED)の融合が織り成す風景を意図しました。
神田 雅子
アーキキャラバン建築設計事務所 代表
作品名:スクエアフラワー
作品コンセプト:
消灯時はその存在は意識されず、人に見向きもされない壁の花。
あかりを灯せばスクエアの光が浮かびあがり、背後には花の色の気配。
光源は新たな進化をしています。両面発光有機ELパネルは、パネル自体が均一に発光する薄型光源です。
新しい技術に見合った新しいかたちで、自分の身近に置きたいものをつくりたいと考えました。