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■ 2016年 受賞作品・入選者一覧 ■
【 審査委員講評 】
《審査委員長》 千葉 学 (建築家) 【 講  評 】
《審査員》 国府田 道夫 (建築家)
大西 麻貴 (建築家)
岡安 泉  (ライティングデザイナー)
戸恒 浩人 (ライティングデザイナー )
前芝 辰二  (大光電機株式会社 代表取締役社長)
《特別審査員》 吉松 秀樹 (公益社団法人日本建築家協会)
【 会場風景 】
《審査日》 2016年10月26日(水)
《審査会場》 大光電機ショールーム「ライティングコア大阪」
最優秀賞
佐藤 隆志 + 竹内 聡
株式会社 日建設計
作品名:TURN-UP LIGHT
作品コンセプト:
LEDの熱を逃がしつつ利用することで、かたちが変化する照明をデザインしました。

熱膨張率の異なる2層の素材がLEDの熱を吸収して湾曲し、光に広がりと動きをもたらします。グリッド状に配置されたLEDの点灯範囲を制御することで、様々なかたちと光の変化をつくりだすことができます。この2層の素材はLEDの熱を逃がすヒートシンクとしても機能します。

壁に掛けたり、机に置いたり、天井に吊るしたり。消えているときは空間に溶けこんでいるあかりが、ゆっくりと光を変化させながら、そこに物語のきっかけをつくりだします。

優秀賞
10周年記念特別賞
井上 岳 (写真右)
石上純也建築設計事務所
赤塚 健 (写真左)
日本設計
作品名:あかりをともす洗濯ひも
作品コンセプト:
洗濯物を干す時、ふわっとあかりが灯る。洗濯ひもは洗濯ばさみの数の分光り、周囲を照らす。
このあかりは、小さな休憩所、大人数での談笑場、寝そべり夜景を眺める場など様々な空間をつくる。
人々は、洗濯ひものあかりによって生まれた空間で、洗濯物を干しながら、思い思いの時間を過ごす。
アパートの屋上、シェアハウスの庭、団地の中庭、キャンプ場など、洗濯ひもの明かりを介して街の中に人の集う場所ができる。

一人で部屋干しをするのではなく、このあかりをともす洗濯ひもによって、新しい人の繋がりをつくる。洗濯という日々の行為を通じて人が集い、街が少しだけ鮮やかになるのではないかと考えた。
DAIKO賞
芦口 賢史
(株)黒田建築設計事務所
作品名:ピライト
作品コンセプト:
ピライトは、何処にでもあるダウンライトに照明を組込み、引出すという簡単な操作で全く異なる空間を浮かび上がらせる照明です。
少しだけ降ろしたピライトは、天井を照らし、間接照明のようにぼんやりと部屋を照らします。
目線の高さまで降ろすことで、暖炉や囲炉裏がそうであったように「人々が集う場所」を作ります。
さらにそこから床近くまで降ろし、その光の柱に囲まれることで空間が浮び上がり、「居場所を作る」照明にもなります。
降ろす長さで多様な空間を作り出せるピライト。
縛られたダウンライトを解き放ちたいと考えた。
北村 直也
北村直也建築設計事務所
作品名:分け合う光
作品コンセプト:
電池を必要とせず人が触れることにより発電・発光し、災害時などあかりの無い人に割って分け与えることができる照明の提案である。
バラバラになった光がもしまた集まることがあれば、それは人とのつながりを感じられるほっとしたひと時となる。
分け与えるという行為が人と人との気持ちを近づけてくれるあかりである。
栗本 祐輔
(株)三菱地所設計 ・ 一級建築士
作品名:光る足跡 / 集う足跡
作品コンセプト:
都市の航空夜景写真を思い浮かべてください。
人の行為のある場所には光があり、人が集まる場所には光が集まります。
夜景はパブリックなものですが、ごくプライベートなあかりの集積として存在します。
このプライベートな部分に、人は温もりを感じ、安心感を得るのでしょう。
広場などの公共空間にも、プライベートなあかりの集積としての光環境の有り方が無いかと考えました。
振動発電による、発光床舗装ユニットの提案です。
歩行時の振動により発電を行い、足許が灯ります。
照明は暫時、光量を弱め、光る足跡を残します。
透明コンクリートを舗装材に用いることで、光源は直接見えず、舗装材自体が柔らかく発光します。
小林 史人
studio MAAMÖKKI
作品名:F l o w
作品コンセプト:
風車と薄膜LED光源を組み合わせたフロアスタンドを提案します。
薄膜LEDで構成される光源部は風を受けて回る風車の役割も担い、その回転速度に応じて光量が調節されます。
夜風の揺らぎに合わせて明滅する一本のFlowは、忙しい現代人が忘れがちな四季折々の風の色合いを気付かせてくれるかもしれません。
見渡す限りに敷き詰められたFlowは、吹きわたってゆく光という新しい驚きを与えてくれるかもしれません。
そんな気付きや驚きが、知らず知らずに広がって、多くの誰かと響き合い、更に大きな喜びになるでしょう。
中川 エリカ
中川エリカ建築設計事務所
作品名:1枚のあかりであつまる
作品コンセプト:
あつまり方は、実に多様になった。
ひとつの目的や中心に向かって集まるだけでなく、個々の都合で、バラバラに集まることも多い。そこで、使い方が一様な、中心性を持ったあかり「に」あつまるのではなく、使う人自身が自由に使い方を発見できるあかり「で」あつまることを考えた。
具体的には、光源、電子回路、電源、センサーを、布のように織り込み、一枚のあかり全体が柔らかい光を発することを考えた。シワを伸ばすような上下になびかせる動作により、オンオフをする。あかりを丸めたり広げることで、調光する。直感的でユニバーサルな操作方法は、使う人によるあかりの可能性を広げる。居場所の質、あつまり方を、あかりでつくりだす提案。