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■2010年 受賞作品・入選者一覧
《最優秀賞》
《DAIKO賞》
諸澤 良浩 様  一級建築設計事務所アトリエPALLET
諸澤 良浩 様 
一級建築設計事務所アトリエPALLET
作品名:有明の月
有明の月
作品コンセプト:
「現代の有明行灯」がテーマということで光る灯り自体を魅力的なものとし、照明器具、常夜灯としても十分に役立つものを提案しました。有明行灯を覆う箱より得た「有明の月」という言葉を鍵とし、日本の風情や艶っぽさを感じさせるもの、日本人好みの繊細な光を放つものを作りたいと考えました。
月は自ら発光しません。この器具の発光部分はシェイドで覆い、鏡面に映った光を三日月に見立て、器具の開け具合によって月の満ち欠けを表現します。もの悲しい長月の夜の雰囲気を演出します。
《優秀賞》
松永 基 様 エムズワークス一級建築士事務所
松永 基 様
エムズワークス一級建築士事務所
作品名:RIPPOU
RIPPOU
作品コンセプト:
一辺が200mmのLEDタッチパネル照明を6面で構成されています。それぞれのジョイントは360度の回転が可能で、角度を自由に固定でき、これによって様々な形を造りだすことが出来る、コンパクトに降りたんだ状態で収納も可能である。一枚一枚のパネルはタッチパネルで指を触れることによって、タッチパネルの照度をコントロール出来る。
使う人が、思い思いの使い方で形を変える照明。
それが、「現代の有明行灯」である。
《優秀賞》
川津 悠嗣 様 かわつひろし建築工房
川津 悠嗣 様
かわつひろし建築工房
作品名:あかりサシ
あかりサシ
作品コンセプト:
江戸の昔、有明行灯は“あかり”でした。
明るさは豆電球程度で字を読むのがやっと。
行灯の廻りがほのかに明るい程度ではありましたが、街灯などの少ない時代にはその明るさであっても十分に照明器具の役割を果たしたことでしょう。
さらにその光は就寝までのあいだ、家族や仲間との団欒を演出する“あかり”でもありました。
水電池の原理を利用したエコロジカルな“あかり”(あかりサシ)を、環境の時代に生きる私たちの生活に寄り添い、共に過ごすことのできる“現代の有明行灯”として提案します。
《特別審査委員賞》
浅野 陽平 様 Designarium 所属
浅野 陽平 様
Designarium 所属
作品名:有日月灯 日ト月ノ有ル灯リ
有日月灯 日ト月ノ有ル灯リ
作品コンセプト:
電気の発明以前、人にとって主な光源は太陽、月、炎ほどしかなく、その中で月のみが世の中で唯一柔らかな間接光を放っていました。
その柔らかな光に憧れて有明行灯は月をモチーフにしているのではないでしょうか。
そこで、現代の有明行灯として、月を本来の間接光として表現した灯を提案します。
この灯りは直接光と間接光という相反する性格の光を、吊るされたひとつの球体に表現します。
球体が高い位置ではそれ自体が発光して太陽の様に周囲を照らし、吊り下げ高さを下げていくと次第に暗く調光されていきます。
一番低い位置では球体は発光をやめ、代わりに下にある平皿からの小さな灯りを受けて明け方の月のような柔らかな光を周囲に放ちます。
 
小林 進 様 (株)アイ・ピー・コンサルタンツ
小林 進 様
(株)アイ・ピー・コンサルタンツ
作品名:カベアンドン ・・・・ FullMoon&Crescent
カベアンドン ・・・・ FullMoon&Crescent
作品コンセプト:
中秋の名月の折、壁一面に咲いた月明り。
源氏物語図屏風の「雁の飛ぶ秋の満月を愛でながらお供と歌を詠み交わす」雰囲気を醸しだす壁行灯。
満月から半月へ、そして三日月へとゆるやかに細くなる。好きな時、好きなだけ月の光を雰囲気に合せ手元へ引寄せられる「照らす光」と「見る光」。
壁を滑らして光と形を変えられます。
 
村松 雄寛 様 すなばデザイン
村松 雄寛 様
すなばデザイン
作品名:光触行灯
光触行灯
作品コンセプト:

光をさわり、光と遊ぶ。数直線上の強弱では表現できない、光の表情を変化させることで明るさを得るような、身体感覚に近い照明をつくりたい。

光ファイバーで編んだ円形の布地を、フチを荒く縫って引き絞り、袋状にする。引き絞ることで生まれるひだが、柔らかな可変性を損なうことなく布地を自立させる。薄型LED、バッテリー、タップスイッチを重ねるように組み合わせ、照明の立ち上がり部分にする。袋状の光ファイバー編布の端部にLEDの発光部を合わせることで、端部から編布に光が流れ布全体が発光する。

さわることで光はかたちを変え、ひだが寄り表情を変える。
不定形で曖昧な、指先でつくられた光のかたちが、夜長の時間をつつみこむ。

 
秋田 憲二 様 HAK.Co.,Ltd
秋田 憲二 様
HAK.Co.,Ltd
作品名:bolo
bolo
作品コンセプト:
このあかりは、転がるたびに異なった趣を見せます。そっと転がしてみれば部屋の中央で表面の部分だけがほのかに発光するかもしれないし、もう一度転がしてみれば壁際で全体がふわりと明るくなるかもしれません。LED光源を発光させるセンサーは全周に配置され、床や壁と接することにより作動し接点ごとに、また何箇所接するかで光り方がランダムに変化します。シェルはシリコンとし、LEDの発光をやさしく包みこみ奥ゆかしいあかりを感じさせます。暗がりの中で、見慣れたはずの室内をやわらかな変化にさせる、空間に遊ぶま−るいあかりそれが「bolo(ボーロ)」です。
 
伊波 一哉 様 伊波一哉建築設計室
伊波 一哉 様
伊波一哉建築設計室
作品名:SILVER MOON
SILVER MOON
作品コンセプト:
有明行灯の正体は光と影、つまり陰陽です。
それは受動と能動、女と男、裏と表、月と太陽なども意味します。
有明行灯に三日月形の透かしがあるのはともし火の陽に対するデザイン上の隠喩なのだと思いますが、“SILVER MOON”も有機ELを用いてその正体を別の形で表現しようとしています。光る表とそれを月の如く反射する裏をメビウスの環にして結びました。
向きを調節して置いたり吊るしたりすることで絡み合う光と影を加減し、ムードに相応しい陰陽をつくります。
 
松本 成久 様 松本建築設計事務所
松本 成久 様
松本建築設計事務所
作品名:Fuwari
Fuwari
作品コンセプト:

その昔「有明行灯」を考えた人は、光源としての月が本当に満ち欠けするものと考え、それが光の量を調整する仕組みに応用できると考えたのではないでしょうか。

現代に生きる私たちは、月の満ち欠けが太陽という光源と、月というオブジェクトと、私たちの視点という三者の位置関係によって起こるという仕組みを知っています。

その結果、太陽が月という球体に映し出す様々な光のグラデーションは本当に美しいものです。

”Fuwari”は、空気によって、月と同様ふわりと持ち上げられた天体に、美しい光のグラデーションを映し出す仕組みなのです。