Pro's way

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2018.12.3

東北沿岸部復興レポート

こんにちは。仙台TACTの古澤 皇枝(ふるさわきみえ)です。

2011年の東日本大震災、青森県から福島県にかけ東北の太平洋沿岸部は津波により大きな被害を受けました。復興は地域によって様々ですが、着実に一歩ずつ前へ進んでいます。

今回は震災後に生まれ変わった施設を2つ、ご紹介します。
まずは、宮城県塩竈市にできた
『おさかなミュージアム Seri-miru(セリミル)です。

津波で大きな被害を受けた魚市場が移転し新しい魚市場として生まれ変わりました。
魚市場の2Fにできたこのミュージアムでは塩竈で水揚げされるマグロはもちろんのこと、様々な魚や水産加工品のことを楽しく学べます。
照明は演色性の高いQ+(クオリティープラス)のダウンライトを使用し、魚を美しく演出しています。

演色性の高いQ+のダウンライトはとてもリアルで新鮮に見せてくれます。

ちなみに、日本で水揚げされる主なマグロはコシナガマグロ、ビンナガマグロ、キハダマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、クロマグロ、タイセイヨウクロマグロの7種類です。

そしてこのミュージアムの名前にもある通り、
延縄船が入船した日は2階の展示室から1階の魚市場で行われているセリの様子が見学できます!

9月から12月にかけ、日本一の仲買人の目にかなった生のメバチマグロ
『三陸塩竈ひがしもの』というブランドマグロとして取り扱われます。
季節限定の新鮮でとてもおいしいマグロです。

次は、岩手県大船渡市・大船渡線BRT大船渡駅近くに再建された
『三陸菓匠さいとう総本店 かもめテラスです。

間接照明で勾配天井の高さと広さを強調し、気持ちのいい空間を演出しました。
エントランスには、さいとう製菓の主力商品である
『かもめの玉子』をイメージしたたまご型のキッズスペースがあります。

隣にはお客様が店内のお菓子やパンをその場で楽しめる、広いカフェスペースがあります。

キッチンと店舗を仕切るカウンター上部には
フルカラーで点灯するシリコン製のたまごがあり、楽しさを演出しています。

屋外の軒下には縁側をイメージしたウッドデッキや休憩スペースがあり、道行く人もやさしく迎え入れてくれます。

東北にはもっとご紹介したいスポットがたくさんあります。
東北へお越しの際は沿岸部にもお立ち寄りいただき、復興の様子を感じていただければと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。