施工上・安全上のご注意
ご使用上のご注意
- ◎商品の選定、施工、使用にあたっては安全のため取扱説明書に従ってください。
誤って使用しますと落下・感電・火災の原因となります。
1. 周囲温度-5℃~35℃の範囲でご使用ください。
- ◎仕様説明文などに特に表示のあるものを除き、周囲温度が-5℃~35℃の範囲でご使用ください。
範囲以外のご使用は不点灯・絶縁不良・短寿命などの原因となる恐れがあります。
(ただし、自然現象により、一時的に範囲を超える場合は除きます。)
2. 下記のような場所、方法で使用しないでください。
落下・感電・火災などの原因になります。
- ◎振動・粉塵・腐食性ガスなどの影響を受ける場所
- ◎サウナ風呂などの高温の場所
- ◎取り付け箇所の強度が不十分な場所
- ◎器具取付部より取付面が小さな場所
- ◎クロス貼りなどの直後で接着剤などが乾燥不足の状態の天井、壁など
- ◎冷暖房機器または火気近くの場所
- ◎カーテンなどの燃えやすい物の近く
- ◎器具や光源を布や紙など可熱物で覆われた場所
- ◎スタンドなど柔らかいじゅうたんなど不安定な場所
- ※特殊な用途の場合は、別途目的にあった専用器具が必要です。(業務浴室用、プール用、乗り物用、医療用、写真撮影用、機械・家具組み込み用、信号灯用など)
3. 使用場所に適した器具をお選びください。また、器具の改造は絶対にしないでください。
誤った取付場所への取付及び器具の改造は火災・感電・落下の原因となります。
- ◎天井直付、壁付、床付などの種類があります。仕様説明文の表示を確認し、取付場所に適した器具をお選びください。
- ◎取付方向に指定のある場合があります。特に仕様説明文に表示のあるものを除き、必ず写真の向きでご使用ください。
- ◎一部の特殊な器具を除き、単品での使用を前提に設計、製作されています。器具どうしを密着させたり集合させて使用しないでください。
- ◎仕様説明文などに組合せ表示をしている器具は、その他の組合わせは絶対におこなわないでください。
- ◎屋外・浴室には一般屋内用器具は使用しないでください。使用場所に適した専用器具をご使用ください。
●照明器具の使用区分
屋外、浴室などには使用場所に適した専用器具をご使用ください。
水 | 湿気 | 屋内 | 屋外 | |
---|---|---|---|---|
防雨形 雨の降りかかる軒下など一般屋外(屋側)でお使いください。浴室などの高温・高湿場所に使用すると絶縁不良などが生じる恐れがあります。 |
○ | × | ○ | ○ |
防湿形 浴室や洗面など一般屋内の湿度の高いところでお使いください。屋外(屋側)に使用するとカバーの変色や変形などが生じる恐れがあります。 |
○ | ○ | ○ | × |
防雨・防湿形 雨の降りかかる軒下など一般屋外(屋側)・浴室や洗面など一般屋内の湿度の高いところのどちらでも使用できます。 |
○ | ○ | ○ | ○ |
◎防雨形・防湿形・防雨防湿形は水中では使用できません。
4. 器具の取付けには、専用電気工事が必要なものがあります。
誤って取り付けますと、落下・感電・火災の原因となります。
- ◎必ず工事店、電器店(有資格者)に依頼してください。
5. 器具の取付けについて、下記の方法をお守りください。
- ◎屋外及び浴室など水や湿気の多い場所で使用する専用器具は、取り付け面に凹凸や目地などがない箇所に施工するか適切な防水処理が必要です。防水処理が不適切な状態で放置しますと、絶縁不良・感電・火災の原因となります。
- ◎埋込み式ローポールはグランドライン表示シールより深く埋めないでください。ポール側面の通気孔が塞がってしまい、結露による絶縁不良・感電の原因となります。
- ◎埋込み式ポール内は水が溜まりやすいので充分水抜きを行ってください。水抜きができない場合は、地中からの湿気防止のため、ポール内へ川砂を地面より上部(砂側が高くなるところ)まで入れてください。
- ◎埋込み式ポールは、ステンレスを除き、埋込み式ポールと地面の境界(地際部)で腐食が生じやすいので、腐食テープを巻く、コンクリート根巻きなどの施工の配慮が必要です。また、少なくとも3~5年に1回、できれば年1回程度必ず定期的に点検をし、腐食がありましたら速やかに補修、または交換をお願いします。
6. 器具を埋込み施工する際には下記項目をお守りください。
火災・漏電・焼損・器具過熱・ランプや安定器の短寿命の原因となります。
- ◎断熱施工の天井内、壁内には必ず断熱施工に適合する断熱施工S形埋め込み照明器具をご使用ください。
- ◎断熱施工形埋め込み器具以外は、断熱施工天井(マット敷工法、ブローイング工法)への取付けはできません。
7. 器具を取付ける際には近接照射限度をお守りください。
被照射物の変質・変色・火災の原因となります。
- ◎器具と被照射面の距離に制限のあるものがあります。本体表示、取扱説明書またはカタログ表示に従って距離を離してください。
- ◎天井面を照射するブラケットの上面と天井面との距離は、100mm以上離してください。
- ◎表示している制限距離は60℃以下になる距離ですので、60℃よりも低い温度で劣化するものを照射する場合は、照射した時の温度に十分ご注意ください。
- ◎LEDから発する光には赤外線や紫外線をほとんど含みませんが、可視光でも照明器具との距離が非常に近い場合や照度が高い場合には照射物に影響を与える場合があります。また、色温度の高い場合もその傾向にあります。照射物(染色物など)によっては退色が早いものがあります。
定期的に被照射物の位置を移動させたり、調光器などで照度を落として使用する、等のご検討をお願いします。 - ◎器具に付いている前面ガラスは取り外したまま使用しないでください。
8. 電源電線の接続は確実に行ってください。
感電・火災の原因となります。
- ◎器具の電源端子に電線を接続する場合、ゆるみ・抜けのないように確実に行ってください。
- ◎ねじ込み端子の場合はドライバー等の工具で十分に締め付けてください。
- ◎速結端子の場合は端子台のストリップゲージに合わせて電線の被覆を剥いで、奥まで差し込んでください。
9. 接地(アース)工事が必要な器具は電気設備の技術基準に従って確実におこなってください。
接地(アース)工事が不完全な場合は、火災・漏電・感電の原因となります。
10.必ず器具は定格電圧±6%の範囲内でご使用ください。
電源電圧が高すぎたり、低すぎたりするとちらつき、不点灯または短寿命の原因となります。
保守・点検
安全に関するご注意
- ◎照明器具には寿命があります。
設置して8~10年経つと、外観に異常がなくても内部の劣化が進行しています。点検・交換をしてください。
※使用条件は周囲温度30℃、1日10時間点灯、年間3000時間点灯。
周囲温度が高い場合、点灯時間が長い場合は、寿命が短くなります。
3年に1回は、工事店等の専門家による点検をお受けください。
点検せずに長時間使い続けると、まれに、発煙、発火、感電などに至るおそれがあります。
経年劣化に係る安全上のご注意
- ◎ファンは長期使用製品安全表示制度の対象商品です。
- ◎機器本体には「製造年」「設計上の標準使用期間」「経年劣化についての注意喚起」の表示をしております。
- ◎長期にわたりお使いいただくと発火・けが等の事故に至るおそれがありますので、音やにおいなど製品の変化にご注意ください。
1. 照明器具は、8〜10年が取り替え時期の目安です。
一般に照明器具の寿命の目安は10年といわれ、寿命が近づくにしたがって外観だけでは判断できない器具の劣化がすすんでいます。しかし、案外そのことが見過ごされているのが現状です。そのため寿命末期には、安定器の過熱などによって、思わぬトラブルがごくまれに発生する場合があります。10年以上経過した照明器具は、万一の経年劣化によるトラブルを考慮してお早めに点検や取り替えをお勧めします。
- 照明器具の寿命
- ●JISによる目安
JISでは標準条件で使用した場合、安定器の平均寿命は8〜10年とされています。
《JIS C 8105-1 照明器具ー第1部:安全性要求事項通則》
2. 保守点検については次の点にご注意ください。
- ◎照明器具の取り替え時期の目安は、通常の使用状態においては、約8~10年です。外観に異常がなくても内部の劣化が進行しています。点検・交換をお勧めします。
- ◎明るく安全な使用を続けていただくため、3~5年程度に1回の器具点検と、半年に1回程度の清掃を行ってください。
- ◎光源、電池、ヒューズ、各種パネルカラーフィルターなどの交換部品は、番号、定格などを確認し、必ず指定のものと交換してください。誤って使用しますと落下・感電・火災の原因となります。
- ◎カバーの取付時には、本体に完全に取り付けられた事を十分確認してください。
3. ランプのメンテナンス
- ◎交換するランプは必ず器具表示のものを使用してください。表示以外のランプを使用すると、火災の原因になります。
- ◎点灯中や消灯直後はランプが高温になっていますので、触らないでください。やけどの原因となります。
- ◎ちらついたり、点灯しなくなったランプ(寿命で切れた時など)は速やかに交換してください。放置されますと、火災、焦げ、破損、安定器の短寿命の原因となります。
- ◎照明器具は定格電圧内でご使用ください。
4. 次のようなケースは継続してご使用いただいても安全上の問題はありません。
- ◎下記の音(うなり音・きしみ音)は異常ではありません。
- ・磁気式安定器を使用した蛍光灯器具から出る安定器の鉄心の振動で発生するうなり音
- ・プラスチック製のグローブ、セード、カバーを使用した器具の点灯時、消灯時きしみ音
- ・アクリル樹脂と木材または鉄板など、膨張率の異なる材質を組み合わせた器具から発生する摩擦音
- ・調光器から発生する若干のうなり音
- ◎シーリングライトのご使用初期で天井の材質や構造で天井面が変色する場合がありますが、熱による焼けではありません。
- ◎ダウンライト、ブラケット、シーリングライト、スポットライトなどで周囲の天井、壁材が黒ずむ場合があります。これはホコリなどがランプの熱により器具の周りに集中して付着するためで焼けではありません。定期的なお手入れをお勧めします。