美作市新庁舎

岡山県美作市美来1番地

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美作市の新たな拠点と市民サービスの一層の向上を図るため美作市の新庁舎が完成。
街並みや自然環境と調和をとり、内部は美作産のヒノキなどふんだんに使い、温かな雰囲気を演出。地元産の建設資材を利用し市民が誇りと愛着を感じる施設となっている。

新庁舎は、建築物省エネルギー性能制度（BELS）のZEB Ready（ゼブレディ）認証を取得。省エネ性に優れ、環境負荷が少なくなるよう設計されている。
木製ルーバー部の照明器具はシーリングアダプターを利用してダウンライトを納めるなど、器具が建築になじむよう配慮した。
執務スペースはスクエアベースライトをグリッド配灯とし、照度バランスと消費電力の削減が両立できるよう、部屋中央部をパワーダウンした器具を選定した。
また全館的に、場所・時間に合わせて制御可能で現場導入が容易な無線調光システム「SENMU」を導入。調光信号線の配線工事が不要なので、天井材落下に配慮し直天井が採用されている執務スペースでは、特に施工が容易となった。昼光・人感センサも併用して開庁時間等、時間軸に応じて最適な明るさ設定を自動再生し、”更なる省エネ”に貢献した照明設計になっている。

施主: 美作市
設計: 株式会社久米設計
照明計画: TACT大阪田中伸幸
撮影: 稲住写真工房