戸口の家

奄美に建つ美容室を併用した住宅。
雄大な自然のなかに、大地に根差すようにRC造の住宅が佇んでいる。
室内は堅牢なコンクリート壁を照らすことで、
素材の「表情」勾配天井の「高さ」・「角度」を強調している。
ライン照明は、構造材である天井垂木の間に設置することで、
器具は見えず、建築と照明が同化した「建築化照明」となる。

ダイニングキッチンに設置した
キャンチレバー(片持ち式構造)のペンダント照明は、
「料理」「勉強」「読書」に必要な作業照度を確保している。

建築の魅力を引き出す、垂木天井に隠れた「線」の照明
家族が集う「場」をつくりだす、壁から持ち出した「線」のペンダント

2本の「線」で構成した照明計画である。

設計：

酒井建築事務所　酒井 一徳

施工：

政建設・ヒロ電業

撮影：

石井 紀久

照明計画：

住宅デザイン部 大阪オフィス　花井 架津彦

営業担当：

鹿児島営業所　枦山 智春