- 30
- 2021.7.20
大阪本社ショールーム
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大阪TACT
村西 貴洋
Takahiro Muranishi
大阪TACTデザイン課の村西です。
大阪本社ショールームがリニューアルオープンしましたので、ご紹介させて頂きます。
今回の改修ポイントは、
- ①シャンデリア・ペンダント・ブラケットなど、素材や形状の違いでグループ分けをし、お客様に見やすい展示を行う。
- ②光を体感できるシミュレーションエリアを作る。
- ③高演色LEDを色温度別に設置し、色の見え方を比較できるボックスを作る。
- ④絶賛好評発売中のスリムベースライト「ARCHITRACE(アーキトレース)」を、実際に使用した空間で見て頂ける環境をつくる。
- ⑤オンラインによるセミナーや打合せに適した空間を作る。
では、各ポイントの詳細をご説明させて頂きます。
①シャンデリア・ペンダント・ブラケットなど、素材や形状の違いでグループ分けをし、お客様に見やすい展示を行う。
金物格子や化粧目地で、器具のスタイルごとに分け、お客様が一目で商品を選定して頂けやすい展示を行いました。また、その格子形状は、ショールーム全体の統一したデザインモジュールとなっています。
②光を体感できるシミュレーションエリアを作る。
間接ボックスが可動し、現場に合わせた寸法で間接照明の光を確認する事が出来ます。また、素材や色見の違う可動壁をご用意しております。前後に可動させ、壁面から器具の距離を検証していただく事が出来ます。
③高演色LEDを色温度別に設置し、色の見え方を比較できるボックスを作る。
弊社は、高演色タイプの商品を多数ご用意しております。
高演色型Ra93・高演色高彩度型Ra96・さらに高いRa98です。これらを、色温度別に色の見え方の違いを比較できるBOXをご用意しました。
④絶賛好評発売中のスリムベースライト「ARCHITRACE(アーキトレース)」を実際に使用した空間で見て頂ける環境をつくる。
「ARCHITRACE」は幅37mmの大変スマートなハイパワーベースライトです。
ペンダント型は、下向き配光と上向き配光があり、シームレスな連結が可能です。コーナー連結部材を組み合わせると、水平方向に様々な形のライン照明を作る事が出来ます。また調色制御により、様々なシーンで心地よい光環境を設定できます。
⑤オンラインによるセミナーや打合せに適した空間を作る。
コロナ禍により、オンラインによる打合せやセミナーが増えた為、遮音効果の高い個室空間を作りました。輸入品照明のショーケースで空間を間地切り、室内から見るとそれが消し硝子の光壁となっております。
オンラインでは人の見え方が重要になります。
モニターに映る人と背景の面積バランスは1:3ぐらい。今回は間接照明とGreenを背景に取り入れました。
背景に、美しい間接照明を設置する場合、光のグラデーションをきっちり見せ、光のラインが人にかぶらない計画が必要です。
縦間接は、モニター画面の枠内に収まり、さらに左右の位置調整が容易にできるので大変有効です(図A)。
天井からのコーニス照明は、モニターから距離があるため、モニター画面の枠内に光がおさまりません。(図B)
次に光のバランスについてご説明いたします。
背景だけを明るくすると、人の顔が逆光になり暗くなります。(図A)
また、スポットライトのように絞られた光を使用すると、メリハリが強くなる為、モニター上でハレーションが起きます。(図B)
ベースライトで、空間全体を均一に照らす方が、複数の人が参加する会議でも、顔がはっきりと見えます。(図C)
今後オンライン専用ブースなどを設置ご検討の際は、このように光の効果や手法などのご参考になれば幸いです。
DAIKOショールームが新しい情報発信の拠点となり、少しでも皆様のお役に立てる事を願い取り組んでまいります。