Pro's way

07
2016.10.03

上海

你好(ニーハオ)!
上海TACTでおよそ2年あまり勤務を経験し、この度大阪へ戻って参りました、
デザイン課の大見です。

今回は上海TACTと、上海という街のあかりについてご紹介したいと思います。

当社では、5年前より中国の上海市に上海TACTを設立しました。現在、日本人2名と現地の設計スタッフ3名からなるデザインチームと、営業スタッフ10名体制で、中国国内物件に対して照明計画の提案業務を行っております。
計画する物件の規模も全てが大きく、大型商業施設から、都市計画までとスケール自体に圧倒される事も少なくありませんでした。

中国というと、「国境問題」や「日本国内への中国人観光客の増加」など、日々様々な報道がなされていますが、日本の隣にある国ですので、大阪からは飛行機で2時間半で到着することができます。 実際、上海の街を歩いてみると、どこかで出会ったことのあるような顔をした人ばかりで、外国といえども非常に親しみを感じる事ができます。誰に対しても遠慮が少ない国民性なのか、日本人の私でも良く道を聞かれましたが、「日本人なので知りません」と中国語で答えると、不思議な顔をされるのが、とても面白かったです。

さて、上海市の風景と言えば、真っ先にイメージされるのは外灘(ウァイタン)から見える高層ビル群かもしれません。中国国内で有名な観光地でもあり、上海市の経済の中心地であり、外灘の中央には、黄浦江(フォァンプージャン)という河が流れており、西岸には古い西洋建築群、東岸には高層ビル群と、両岸の景色の違いが特徴的で、新しいものと古いものが混然一体となった不思議な場所が川沿い1.5キロほどの区域に集中しています。

この両岸の景色を見る為に世界中から多くの観光客が集まります。
そして、午後7時から行われるライトアップの時間に最も多くの賑わいを見せてくれますが、決して良いことばかりではありません。比較的治安の良い上海ですが、観光客狙いの泥棒や詐欺行為も少なくないようです。(幸なことに赴任期間中は、そういったトラブルとは無縁でした。日本語で優しい言葉をかけられても決してついて行っては行けません!)

西岸の100年以上の歴史を持つ建築物には、銀行や高級ブティックやレストランが入居しており、夜間になると、暖色系の色温度にてライトアップされます。建築の造作に合わせた照明器具や配光角度を使い分けた繊細なライティングが、建築の様式美をさらに強調しています。

東岸の高層ビル群には、商業施設や近代的なオフィスが立ち並び、ビル全体の壁面に色調の動きや変化を持たせた照明演出をしたものが多く、対岸から見ると非常に華やかな印象を受けます。両岸の夜景を楽しみたいのならば、遊覧船や渡船の利用がお勧めです。遊覧船は食事付で100元(約1700円くらい)から楽しめます。(オプションで日本語通訳も帯同できるので、安心して観光することができます)

上海は、今もなお目覚ましい速度で発展し続けている世界有数の大都市です。古い建物を継承しつつ新しい建物が生み出されています。
特に、新しくできる建築に関しては奇抜なものもあり、照明計画では「日本人デザイナーにしかできない提案をしてほしい」といった要求に答えるべく、日々刺激的な経験をさせていただきました。

もし、仕事や観光などで上海を訪れることがあれば、上海外灘の「昼の顔」「夜の顔」を楽しんでみてはいかがでしょうか。(くれぐれも怪しげな所へは近づかないようにしてください)
再見(サイチェン)!