■ 審査員:講評
村西 貴洋(大光電機)
今回は、贈るあかりをテーマにして、いろんな視点からデザインを考えてプレゼンテーションをして頂きました。
贈ると言う行為は、相手の事をどれだけ思い・考え・時間を費やしたか、の過程も大切です。

最優秀賞に選ばれた「Hitotoki Light」は、構想・デザイン・機能も大変優れていましたが、何よりも、当日、作者の森屋様から、各審査委員に送られた作品の包みに、手紙が書かれていた事に驚かされ、最終決定に大きく繋がったと思います。

近年、省エネや効率化など、エネルギーや時間のコンパクト化が進む中、人の気持ちを動かす為に必要な事は、「思うエネルギー」や「手間をかけた時間」ではないかと、熟考させられました。