Pro's way

住宅照明のヒミツ

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2016.04

間接照明の女王

家元あき

Interview

癒やし効果機能性
間接照明は、家族みんなにおすすめです。

aki iemoto interview

間接照明の魅力とは?

みなさんは、間接照明ってどのような明かりだと思われますか? 近年、一般の住宅でも採用いただくことが増えてきましたが、おしゃれな明かり、癒やしの明かりという印象をお持ちの方が多いようです。

私が2012年に発刊した間接照明の本「Healing Lighting」で、美しいグラデーションの光のつくり方をご紹介したように、間接照明は人を癒やしてくれる美しい明かりです。でも実は、機能的な明かりでもあるんですよ。

照明器具というと、これまではダウンライトやシーリング、ペンダントなどのように、天井から床面を照らすというのが一般的でした。これに対し間接照明は、壁や天井、床などの面を照らす照明。大きな面を照らしながら、その面で光を反射・拡散させることで、空間のベース照明として必要な明るさを作ることができます。

間接照明のメリットは?

間接照明の光は、ふわっと空間を包むような光なので、他の照明器具と比較して、手元や物の影ができにくいという特徴があります。上の写真を見てください。テーブルやイスの下の影が、間接照明のほうが柔らかいですよね。作業をする時も、手元に影が落ちにくいのです。

それから、間接照明では器具が見えないところに設置されるため、光源が直接目に入らない。だから、眩しさを感じることがありません。例えば、ベッドに横になって本を読む時など、上を向くと天井の照明が目に入ってしまいますが、そういうことが起こらないのです。

こう考えると、おしゃれな空間を求める若い方や自宅で癒やされたいお父さんお母さんに加え、おじいちゃんおばあちゃんにとっても、とても優しい照明だと言えます。むしろ高齢者がいらっしゃるお宅にこそ、間接照明をもっと活用していただきたいですね。

間接照明のプランは、難しい?

キレイなグラデーションの光を作るには確かにコツが必要ですが、不安があれば、私が所属している大光電機の照明デザイナー集団「TACT」にご相談いただければ、プランを無料でお手伝いいたしますので、お気軽にご相談いただければと思います。

また、私が監修して開発した照明器具には、幕板を施工せずに簡単に間接照明を実現できる「まくちゃん」など、便利な専用器具が揃っていますので、ぜひご活用くださいね。

間接照明は、住宅の設計時からプランしていただく建築化照明。だからこそ、ビルダーさんや設計士さん、インテリアコーディネーターさんなど、住まい作りのプロの方にこそ良さを知っていただき、お施主様にご提案いただきたいと願っています。