Pro's way

住宅照明のヒミツ

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2018.05

吹抜け照明の伝道師

吹抜けキャンディーズ

Interview

活動の場を拡大中!吹抜けキャンディーズ 大光電機 TACT照明デザイナー 住宅照明「高木チーム」(左から)富和聖代、古川愛子、田中幸枝

吹抜けキャンディーズ結成から2年。まだまだ「吹抜け照明のプランは難しい」とおっしゃる方が多いため、もっと広く活動していく必要性を感じています。吹抜けキャンディーズ結成から2年。まだまだ「吹抜け照明のプランは難しい」とおっしゃる方が多いため、もっと広く活動していく必要性を感じています。

吹抜けキャンディーズとしての活動について教えてください。

古川:吹抜けキャンディーズがデビューして丸2年経つのですが、おかげ様でとても忙しい毎日を過ごしています。私はこの2年、設計士さんやコーディネーターさん向けのセミナーをたくさんさせていただきました。

富和:DAIKOが開催するセミナーだけでなく、企業さん単位での“プラン研修”を行うことも多いです。カタログの読み方から基本の照明プランセオリーの説明、そして実際にプランしていただくまで、じっくり時間をかけて勉強していただいています。新人研修としてご活用いただくことも多いです。

田中:私たちはTACT住宅チームの照明デザイナーなので、プラン作成がメインのお仕事なのですが、吹抜けキャンディーズになって、吹抜けのプランのご相談を受けることが多くなりましたね。難しい空間、こだわりの空間でお声掛けいただくことが多いですが、ご指名で依頼をいただくと、とても光栄です。実際にプランして、喜んでいただけるとうれしいです。

古川:これまでは、お取引のある住宅メーカーさんや設計事務所さんが対象だったのですが、もっと多くの方に、大光電機をご存じのない方にも知っていただけるように、“サクセス!インテリア”というコーディネーターさん向けのWEBサイトで、照明デザインについての連載をはじめることになりました。

富和:このサイトは、インテリア全般の情報提供サイトで、特にフリーのコーディネーターさんがよく見ていらっしゃるサイトです。どの記事も、とても読みやすくわかりやすい編集になっているのが印象的ですね。

田中:このサイトで、照明デザインのお話しを全12回、掲載させていただきます。私たち3人持ち回りで、リビングや寝室などの部屋別に、よくあるお悩みを解決していきたいと思っています。
吹抜けのお話しもしますが、もっと基本的なところから入りますので、新人さんにとっては基礎講座、ベテランさんには復習のような意味合いで、ご覧いただけるとうれしいです。

古川:連載に先駆けて、DAIKOのショールームを取材していただき、私や富和のインタビュー記事もアップしていただいています。お施主さまにも見ていただいて、コーディネーターさんと一緒に足を運んでいただくきっかけになればありがたいですね。

前回もお聞きしましたが、
難しい吹抜け空間の照明プランを成功させるポイントはなんでしょう?

田中:本来の建築空間を美しく演出することではないでしょうか?

古川:そうですね。空間を意識したうえでどうやって明るさ感をとるかを考えないと、せっかくの吹抜けが台無しになってしまいます。

富和:平面図上だけでプランしてしまうと、とんでもないことになりますからね。空間を把握して建築との取合を考えながら器具を整理することが重要です。

田中:もっとも手軽なのは、吹抜け空間用に作られた専用の器具を使うこと。私たち吹抜けキャンディーズが企画した吹抜け専用の器具を使ってプランしていただくと、失敗が少ないと思います。

古川:梁があれば「梁の上 のせたろう」、高天井からのコーニスには「カベちゃん」を使うと間違いありません。どちらも、私が欲しくて開発した器具なので。(笑)

田中:それなら私は、上下を照らす「吹抜けブラケット」をおすすめします。(笑)

富和:先日発刊しましたLIFEカタログ(2018-2019)では、私たちが必要だと考えて新たに企画した「吹抜けブラケットシリーズ」を掲載しています。3面配光タイプ、片面配光タイプ、グレアレスタイプの3種類をご用意。キューブ型のシンプルなデザインで統一しているので、自由に組み合わせてお使いいただけます。

①3面配光タイプ

拡散光で明るさ間を確保。光が横に広がり梁などに干渉しないよう両側面を不透過に仕上げました。

DBK-40553Y
LED13.4W 白熱灯200W相当
●鋼板 白塗装
●アクリル 乳白(マット)
●径115 出150mm 0.9kg

②片面配光タイプ

上向きの間接光で空間に“明るさ感”、下向きの光で“地明かり”を確保します。

DBK-40556Y
LED13.4W 白熱灯200W相当
●鋼板 白塗装
●アクリル 乳白(マット)
●径115 出150mm 1.2kg
●上向付・下向付兼用

③グレアレスタイプ

可動する光源で地明かりの位置を調整できます。眩しさを抑えるグレアレス設計です。

DBK-40554Y
LED5.6W ダイクロハロゲン50W相当
●鋼板 白塗装
●アクリル 透明(シボ加工)
●首振片側30°・回転350°
※黒塗装タイプ DBK-40555Y

古川:3面配光タイプや片面配光タイプで空間の明るさ感を、グレアレスタイプで地明かりを確保することができるんです。

田中:デザインがスッキリしているので、多灯使いしやすくて便利ですよ。

②片面配光タイプで
吹抜け上部の明るさ感をつくり
③グレアレスタイプで
手元の明るさを確保しています。

古川:ほかにも、吹抜け空間でよく使用する白熱灯100W相当のスポットライトですが、これまでの直径90mmに加え70mmが新登場。コンパクトになって、いっそう使いやすくなりました(LIFEカタログ P664~665)。

最後に、この記事を見てくださっているみなさんへ
メッセージをお願いします。

田中:建物ができてから照明器具をつける、という時代は終わりました。設計士さんもコーディネーターさんも、そしてお施主さまご自身も、間取り設計の時点から照明計画をスタートさせていただきたい。私たちがお手伝いしますので、ご遠慮なくお声掛けください。

富和:美しい空間をより美しく演出するために、図面の上だけでプランすることから脱却してほしいですね。そして明るさを知るためには、夜の現場を見に行くことが一番の勉強になります。夜の現場を私といっしょに見に行きましょう。

古川:DAIKOは、吹抜けに限らず、目的を明確化した器具をたくさんご用意しています。
今年も5月の東京を皮切りに、大阪、福岡、名古屋、広島、仙台、札幌の全国7箇所で新商品展示会を開催しますので、ぜひご覧いただきたいと思います。会場でお待ちしています。