城下町の風情を残す町の景観に合わせてデザインされた駅舎。木目や石垣の装飾が施された白壁をダウンライト、アッパーライトで照らし、存在感を際立たせた。
駅前広場には特注のデザインポール灯を設置。夜間の必要照度を確保している。
駅直結の複合施設内に開館した高梁市図書館は、貸出しコーナー以外にカフェや学習室、子供の読み聞かせスペースなどあり、老若男女の幅広いお客様が利用しやすい図書館になっている。そこで安心して本を読んでいただけるように、床面平均照度を約400Lx確保し、光源の色温度は3000K（電球色）を使用した。
町のコミュニティーを高める場所として、色温度と照度の心地よいバランスを考慮して光環境を計画した。

施主：

高梁市長 近藤隆則

設計：

ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社

施工：

中村建設株式会社・福瀧建設株式会社・西本工業株式会社 特定建設工事共同企業体

撮影：

建築写 中村 啓太郎