千葉県我孫子市にある双葉保育園の新園舎のデザインである。
敷地を広くとった平屋建ての園舎で、日中は通路・保育室ともトップライトから爽やかな外光が降りそそぐ。
日が落ちるにつれ、電球色の柔らかな光に包まれる。「成長に合わせて思い出が変化する保育園」がコンセプトの本計画において、照明も季節や昼夜で印象が変わる空間を意識した。
また、保育園という特性上、フラットな照度感・まぶしくない器具が求められるが、そういった器具は点灯感が強く設備として目立ってしまう。
双葉保育園では特徴の一つである木梁に組み込むような計画をすることで、上記の条件をクリアしながらも建築と同化した照明デザインを達成することができた。

施主：

社会福祉法人 双葉福祉会

設計：

ジャクエツ

施工：

上村建設工業

撮影：

FOTOTECA