京都府立鴨沂高等学校

京都市上京区寺町通荒神口下ル松蔭町131

明治5年に開校し明治33年に京都御苑に隣接する現在の敷地に移転した歴史ある学校の再整備計画である。昭和初期のRC造で和洋折衷の風格ある本館と旧図書館棟を保存活用し、景観的に調和させた新築校舎とともに全体を再整備している。当時のアピトン材を再利用した階段をはじめ、旧校舎建設当時の姿を一部残しながら、全体として趣のある学校建築となっている。特注照明は旧校舎建設当時の形状に合わせたペンダントライトの他、各所に厚板を使用し重厚感のあるデザインとしている。外構やエントランスの照明の色温度は2700~3000Kを基本とし落ち着きのある空間となっている。

建築主:
京都府教育委員会
設計・監理:
株式会社梓設計 関西支社
建築主体工事:
公成・高塚・水野JV
電気設備工事:
晶和・大興JV
照明設計:
AZU設計工房
撮影:
稲住写真工房

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